光回線なのに速度が出ない!集合住宅なら配線方式に注意!

賃貸物件で光回線を利用する際には、配線方式に注意する必要があります。

最近では、光回線も1G回線や2G回線と高速通信が可能なイメージがあります。しかし、集合住宅の場合、最高速度はあくまでも理論値であり、高速通信が可能というものではありません。

例えば、1G回線の光回線でも100Mbpsどころか10Mbps以下ということは少なくはありません。

月額料金は安く利用でき、高速通信が可能だと思い込むのには注意が必要です。そもそも、集合住宅の場合、基幹回線は高速通信対応の光回線でも、個々の部屋で通信回線をシェアしているのが実態です。さらに基幹回線から各部屋に対する配線方式により大きな影響も生じます。

先ず、戸建て住宅の場合、基幹回線から各住宅へ回線が引き込まれるため、専用回線となります。この間の光回線は全て光ファイバーが利用され、モデムまで直結され、有線で各端末へ接続する場合はメタル回線となるものの、高速通信は可能です。

しかし、集合住宅の場合ではVDSL方式LAN配線方式そして光配線方式の3種類があり、それぞれで回線速度は異なります。

VDSL方式の場合、共用スペースまでは基幹回線が光回線となっているものの、各部屋への配線は従来のメタル回線となり、ADSL回線と大きな差がなくなってしまいます。

そのため、通信速度のロスが発生する上、各部屋との回線シェアが生じ、通信負荷の増える時間帯では速度が低下してしまいます。

さらに、共用スペースに設置される回線装置の能力が大きく影響してしまいます。また、LAN配線方式の場合、VDSL方式に比べ通信速度は高いものの、LAN回線の分配に使用されるHUB端末の能力や回線負荷が影響し、通信速度の低下が問題となります。

一方、光回線方式の場合、基幹回線から個々の部屋に対して光ファイバーで接続されるため、高速通信が期待できます。戸建て住宅の光回線に比べ、回線速度は低下するものの、他の2種類の配線方式と比べると通信速度は速くなります。

集合住宅の場合、月額料金が安いと考えて契約する前に配線方式を調べることが重要になっています。

特にVDSL方式やLAN配線方式で料金が安くても、光配線方式と金額差が無い場合には通信速度の面で大きな損をすることがあります。

もし、賃貸物件で光回線が利用可能とあっても安易に安いから契約しないということをおすすめします。場合によっては、VDSL方式の場合では無線方式でインターネット通信が出来るサービスの方が有利になることもあります。

その他、LAN配線方式の場合は世帯数が多い物件では通信速度の低下が想定されます。先ずは光配線方式のサービスを契約しましょう。